2024年9月29日 日曜日
ローカルスタッフの机の上にインドネシア語の本があった。
”NENEK HEBAT DARI SAGA”のSAGA以外の言葉は理解できた。
NENEK:おばあさん、 HEBAT:凄い、DARI :から
スマホのグーグル翻訳で”SAGA”を検索、「物語」と出てくる。
「物語からの凄いおばあさん」?
上の手書き風の文字を見た。
それがローマ字だと直ぐに理解できなく、頭の中で文字を読むと「サガ ノ ガバイ バチャン」。
「エぇ・・・」「佐賀のがばいばあちゃん」の本。
挿絵のおばあさんが、インドネシア人に見えたので、インドネシアの本だと思っていた。
一番上に島田 洋七のローマ字名もある。
日本にいる時に日本語の本は読んだことがある。
戻って来たローカルスタッフにこの本の事を聞くと、日本にいた時に先輩からもらった本で、今読み返しているとの事。
「古い本ですよ」とこ事。
「へぇー」とその場は、これで終了。
「佐賀のがばいばあちゃん」のインドネシア語バージョンの本が無性にほしくなって、本を探しに来た。
ブロックMスクエアのモールの地下階に古本屋さんがいっぱいある事は以前から知っている。
ここだと、あるだろうとやって来た。
古本でもラップかけされて売られている。
インドネシアの本の紙質は凄く悪い、保護の為?
タイトルと本のデザインが判っているので、ラップかけは問題ない。
1軒づつ探していく。
店の人がいる所は、本を探していると「何を探している?」と声をかけてくれる。
スマホで撮った本の写真を見せて、本のタイトルを言うと「ないです」と言われる。
これだけ本屋さんと本があると1冊はあるだろうと、店を回り続ける。
紐かけされて、売る気の少ない店も多い。
シリーズ物は、きちんと並べられている。
店によって、売る気持ちのレベルが違う。
山盛りで置かれている古本はRp10.000(96円)が相場みたい。
どの店もRp10.000の表示で、山積みしている。
山積みの本はラップ等の手間はかけていない。
ただ、この山積みに本が隠れていると、発見は出来ない。
本の間を抜けて移動する。
本の山を見ていると、気持ちが段々と少なくなってくる。
店に人がいる時は店の人に聞くと、写真を見せるなり、直ぐに「無いです」。
本を探す自信が20%以下になってきた。
本を探す場所は間違っていないが、売られている本の置かれている状態が良くない。
日本のBOOK OFFが懐かしい。
何度か行った事があるが、ジャンル別に本が並べらていて探しやすい。
疲れとあきらめの気持ちが大きくなって来た。
惰性で、全部の店を回った。
最後の方は、本を見ないで回っただけ。
番外編で、カセットテープ&CD屋さんを発見。
カセットテープの数が凄い。
インドネシアの物がメインなので、店の中をチラ見した程度で退散。
ブロックMスクエアのモールは広く、その地下階の1フロワーの殆んどを古本屋さんが占めています。
本当に探せば、1冊はあったと思いますが、挫折しました。
30~40%の店は店主がいなく、お客さんも日曜日なのにそんなにいませんでした。
よく商売が成り立つなと思って、ウロウロしているとある光景を見て納得。
ネット通販の発送処理らしき作業をしてる店がありました。
私もネット通販で本を探してみます。
この状態から本を探すのは無理。
特定の本を探すのでは無く、単純に見て欲しい本を買うのはありだと思いました。
日本の「BOOK OFF」の凄さを感じた、インドネシアの古本事情でした。
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