2024年12月26日 木曜日
Glodokの中華街で、買い物をしようとバスに乗った。
バスを降りて中華街の門をくぐると、いつも歩いていた歩道が一変している。
歩道に店が出来て、ほぼ歩けない。
ローカルの荷物を運んでいる人の後ろをついて歩く。
吊り下がった商品に気を付けて抜けていく。
見慣れない商品の中を通り抜けていく。
「中国の春節は、まだ後なのに今?」と疑問を感じながら進む。
インドネシアの祝日に「中国の旧正月」がきちんとあるのに・・・。
大通りを抜けて、店の有る側道に入った。
いつもより商品の並びが多い。
軽い気持ちで、野菜を買いに来ただけなのに、目に赤色と金色がいっぱい入ってきて、頭の中が中国のお正月気分。
いつもは見向きもしない中華食材を売る店を覗く。
乾燥ナマコを売る店、いつも見るより袋が大きなビニル袋になってる気がする。
日本で乾燥ナマコを買った事が無いが、超高級品のイメージがある。
乾燥ナマコを接写してみた、見た目がちょっとグロテスク。
生ナマコで作るナマコ酢は好きで、日本にいる時によく食べていた。
乾燥ナマコは、一度だけ食べたことがある。
33年前インドネシアのバリクパパンで半年仕事していた時、本格中華屋さんでの経験。
当時は、今のようにその場で調べる事が何も出来ない環境での出来事。
ネット・スマホなど無い、頼りは自分の頭の知識だけ。
中華屋さんのメニューは、中国語とインドネシア語だけで写真なし、日本人なので漢字で雰囲気を想像して注文していた。
ある時「海鼠」の文字を見つけて、「海のネズミ何それ???」となった。
値段を見ると飛びぬけて高い、「高価」=「おいしい」の理論で注文してみた。
出てきたのは、野菜の中に竹輪のようなものが入っていて、あんかけでまとまっていた。
食べてみるとスポンジで出来た竹輪のようなものが、「海鼠」だと推測は出来た。
そのスポンジの食感は、好みで無かった。
月日が経って、日本でクイズ番組を見ていて「海鼠」=「ナマコ」を知った。
それ以来私の頭の中には、乾燥ナマコ➡海鼠➡スポンジの記憶が出来た。
Kepiting(クピチン)「カニ」が綺麗に並ぶ。
Rebung(ルブン)「タケノコ」が並ぶ。
インドネシア料理ではタケノコはあまり出会わない、中華街だけの出会いだと思う。
ただ、日本のタケノコと違って、大きくて硬そう。
奥まで進み、店が少なくなってきた。
この道幅をバイクが一方通行で無く、相互交通で行き交う道を歩く。
インドネシアで生活するとバイクとの出会いは多い。
この辺りでUターンして、引き返す。
行き付けになった八百屋さんに行って、目的の野菜を買うために道を戻る。
いつもより多くの野菜を買った。
買った野菜を抱えて、大通りまで出てきた。
通路と呼べない、狭い所を逆戻りして帰る。
店の中を突き切る感じで進む、これも東南アジア醍醐味?
普通に広い歩道があった所に仮設の店、日本も昭和30年代はこんな感じだった気もする。
無事、荷物と共に部屋にたどり着いて、ビニル袋を流し台に並べる。
エコバックの取っ手が破れそうな位重く、エコバックの下から抱えて帰った。
中華の正月気分に感化されて、いつも以上に買った。
上野のアメ横に居る気分で、店の人に勧められるままに購入した。
野菜を取り出して並べる。
このエコバックに、これだけ全部が良く入ったと感心する。
Sawi hijau(サウィ ヒジャウ)「青菜」は買ったあと、サービスで足してくれて大量になった。
Terong(テロン)「なす」とLobak(ロバッ(ク))「大根」も購入。
ローカル市場の商品としては、どれも鮮度が良くてきれいな野菜たち。
Sawi putih(サウィ プティ)「白菜」とTomat(トマッ)「トマト」とBawang putih(バワン プティ)「ニンニク」も購入。
初めてこの店に訪れて時に、Jahe(ジャヘ)「ショウガ」を買った事がある。
それを店の人が覚えてくれていて「ショウガ、またいる?」の一声で、また買った。
でも、部屋にこのサイズがまだあった。
Wortel(ウォルトゥ)「ニンジン」とKacang buncis「インゲン豆」。
このインゲン豆の3~4倍長い豆も存在する。
名前も長い豆を意味するKacang panjang。
Kacang :豆、panjang:長い
インゲン豆も軽くひとつまみ買っただけなのに、サービスで倍の量になっている。
店で計ったあと、店の人がひとつまみビニル袋へ入れてくれた。
今回の購入金額合計はRo170.000(1,635円)。
前回買った物より量的に多くなったが、金額はRp10.000(96円)アップのみ。
大量購入の野菜は、浅漬け・塩もみ・おひたし等保存できるように処理をして使い切りました。
極力油を使わない料理法で、自炊しているので体と財布に負担が少ないです。
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