2023年7月24日 月曜日
ジャカルタの事務所には色々な部署のローカルスタッフが総勢51名ほどいる。
3名を除いて、全てイスラム教徒。
イスラムの世界では、豚肉がダメなのは知っていた。
日本への一時帰国を数回経験して、お土産の材料にゼラチンと乳化剤がイスラム的にNGなのは体験した。
但し、大豆由来の乳化剤は、大丈夫なのは教えられている。
以上を踏まえて、日本よりのお菓子のお土産を買って来た。
今回持ち込んだ「サラダせん」・「ごま油香る塩味」の一般的なせんべい。
小袋に2枚入った物が、8袋入っている袋入りのせんべい。
51人のばらまき用に良いと思って7袋も買って来た。
漢字の読めるローカルスタッフが恒例の材料チェック。
「材料に鶏肉を含むとなっているので、食べられません。」
「え。鶏肉は大丈夫でない?」
「ハラル認証の無い肉はダメです。」
「イスラムの決まりで殺した肉で無いとダメなんです。」
ばらまき用のせんべいがNGになってしまった。
クリスチャン3名と日本人限定のお土産になってしまった。
次に取り出したのは、「じゃがりこ」のサラダ味、サイスはLサイズ。
日本のスーパーの売り場で、念入りに成分のチェック済。
こちらは、肉類の表示は無い。
再度、裏側の成分表をチェックしてもゼラチン・乳化剤・肉表示が全てない。
「これは良いでしょう?」とチェックマンに手渡した。
「ゴメンナサイ、この会社の製品最近ダメになりました。」
「えぇ~、ゼラチン・乳化剤・肉入ってないよ。」
「Ca〇bee」の会社は、製造ラインにNGな物があり、食べられないです。
「以前は良かったですが、最近ダメになりました。」
「ハラル確認のアプリがあって、ハラルマークの無い日本の物はこれでチェックしないと食べられないです。」と言う。
そこまでは判らない・・・・。
今回は、ばらまき用のお土産が全滅。
あらためて日本の食べ物の材料を見ると、添加物の数の多さに驚く。
イスラム教の食へのこだわりも凄いけど、日本の添加物の多さも凄い。
【追伸】
以前ローカルスタッフに日本の穴あきコインを見せて記念にあげると
「今度、日本に帰ったら穴あきコインをくれませんか?」とリクエストを受けていた。
なので、ビニル袋に5円硬貨を大量に持ち込んでいた。
1人に2・3個渡しても余るくらいある。
お土産の代わりに皆に5円硬貨を配った。
意外と受ける。
世界でも穴あき硬貨は、少ないのは聞いていた。
でも、次回のお土産はどうしようか・・・。
悩むところではある。
存続が危ぶまれる。
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