2025年11月8日 土曜日
Kupu-kupu(クプ クプ)「蝶」の標本を探しに、PASARAYA(パサラヤ)のみやげ物店さんに来て、店内を十二分に探索した。
依頼を受けているのは、オオルリアゲハの標本。
マニア的に蝶の名前で依頼を受けたのではなく、蝶の写真が送られてきて、その蝶がオオルリアゲハだった。
店の人に「このタイプの蝶が欲しいです」と近くにあった標本を指差して頼んだ。
テーブルの段差部分に、同じような種類を集めて持って来てくれた。

日本で見かけない、アゲハ蝶の標本が目の前に集まる。
蝶は自然の生き物なので、個体差による色が少しづつ違う。
製作段階では、触覚のバランスや角度が微妙に違う。
標本を並べてもらうと、その違いがよくわかる。
今回は、贈り物にするので、いつも以上に真剣に吟味をする。
箱は、白色・茶色・黒色の三種類あるが、標本の裏から見ると、紙テープで固定されていて、箱の交換は出来ない構造になっている?
要望のもう一つに「黒色の箱」の項目がある。
標本の納まる箱に、白木作りの物が多い。

店内に、いつもは無い50%OFFの看板があった。
店の人に「この金額から50%OFFですか?」と聞くと「このモールでは、年内までなので」と言われた。
日本風に言うと「店じまいセール」になる。
値段交渉は、3つまとめて50%OFFと端数切りで、交渉成立。
但し、標本の箱を全て、黒色に交換との条件。
「本当に出来る?」まだ疑っている。

標本の箱を解体して、他の黒色の物と交換する作業に取りかかる。
粘着タイプの紙テープで無く、水で濡らして貼る紙テープが使用されている。
見ていると手際よく、綺麗に仕上がって行く。
驚くほど上手にできあがった。
「素晴らしい、上手ですね」と言うと「ありがとうございます」の返事。
もしかして、ここで標本を作っている???
店は、インドネシアの色々な土産物を売る普通の土産物店、決して標本を作って専門に売る店では無い。
外人が、日本のデパートに来て、贈答品の紙包作業を見ているレベル?
インドネシア人の器用な人なら、普通に出来る作業?
よくわからないが、感動した。

標本の角には、元からあった紙のガードが差し込まれて、完成した状態。

残りのもう一つの白木の標本と黒枠の標本が、移植待ちで目の前にある。

袋に入れてくれて、持ち帰った標本。

袋から標本3点を取りだした。
プチプチの保護も綺麗に梱包されている。
プチプチで保護されているので、標本のようすがよく見えない。

近寄っても、やはり標本の状態がよく分からない。

一度、プチプチを取って、再確認してみた。

標本箱のラベルに”Papilio Olysses”と書かれた「オオルリアゲハ」、蝶の模様・形・大きさはコピー機でコピーしたように完璧に同じ。
瑠璃色の青さの深みが違う。
左の蝶が、比べると青色が深い。
単品だと分からないレベル、贅沢を言うと二つ並べて、色の違いを見て楽しみたい。
人間、日によって気分が違うので、それぞれに良さを感じられると思う。

二つの内の一つを撮影を拡大撮影。
ラベルに「Papilio ulysses」と学術名が書かれている。
ネットで調べるとPapilio は、ラテン語で蝶・蛾を表す言葉と出ていた。
学術的には、Papilio はアゲハチョウ属の学名らしい。
この蝶は、インドネシア・パプアニューギニア・ソロモン等広範囲に生息する。

もう一点のPapilio peranthus と書かれた蝶、こちらの蝶はインドネシア固有の蝶なので、インドネシアだけになる。

標本の値段は、贈り物になるので非公開ですが、スカルノハッタ空港で売られていた物より大きくて、値段もそれ以下でした。
空港で売られていた標本の種類より、何十倍もあるので自分の好みの物を探す楽しみは大きいです。
売られている標本は、破損対策として樹脂注入がされている物で、日本持ち帰りの実績ありです。
新年になると、今の場所には店が無くなるので、また必要な時は探して出かけたいと思います。
ー