2023年3月6日 月曜日
ST. Pasar Senen (パサール スニン駅)からラモンガンへ行く列車の座席が、今まで進行方向に向かって右側だった。
今回初めて、左側の席になった。
右側・左側の席の違いによる風景の違いには、それほど気にしていなかった。
と言うか、ほぼ同じ景色だと思っていた。
左側の席に着くと、太陽の日差しが射すので、左側の窓は全てカーテンで閉じられている。
定刻の出発の時刻になって、列車が動き出した。
外の景色が気になって、カーテンを開けた。
「あ~~😱。敷地内にゴミの山がある。ゴミの山の中を列車が走っている。」
明らかに列車の敷地内だと思われる所に店が並んで、ターフらしき布が線路近くまで来ている。
右側に座っていた時には見ない風景。
線路横に積まれたゴミの山と店が数百m続く。
少し走ると在来線の通勤用の駅を通過した。
ジャカルタ市内の一般敷地と遮断する柵の中を順調に進む。
このあたりの風景は、右側・左側の席の違いは無い。
窓の外に一般の人が荷物を担いで歩いている。
白色の壁の内側なので、完全に線路敷地内だと思う。
日本だと危険行為で、通報レベルだと思う。
でも、それは日本の感覚で、ここはインドネシア。
Tidak apa-apa(大丈夫。何でもない。)の一言で、特に問題では無い?
全行程の半分くらい列車が走った所で、海が見えてきた。
列車の窓から、海を見ていると林芙美子の『放浪記』の尾道への帰省のところを思い出す。
「海が見えた。海が見える。5年ぶりに・・・・・・・・・」
思えば遠くへ来たもんだ。
海の近くで育ったので、海の景色を見ながら考えにふけていた。
海の景色が、どんどん近寄ってくる。
海との高低差も無くなってくる。
線路と海岸の景色が接近してくる。
物思いの思考回路が、遮断された。
「線路大丈夫?」
『千と千尋の神隠し』の終盤に出てくる、電車が海の中を走るシーンを思い出した。
線路の向こう側は、もう海のような気がする。
赤道近くなので、大型台風は無いと思うが、「自然災害大丈夫?」と気になる線路の状態。
日本のようなコンクリートの波よけは無い。
線路が海岸線から離れだした。
完全に海岸線を離れて、バナナが茂る中をラモンガン目指して、走り続ける。
今は、ホームの下側を埋め立てて道路が出来、グーグルマップ上でも「一番近かった駅」と過去形になっている。
👇 グーグルマップより下灘駅ホームの情報
今回の車窓からの海の近さは、レベチ😱😱😱。
本当に「自然災害大丈夫???」と疑いたくなる列車の運行状況。
今まで、右側に座っていたので、知らない驚きの車窓風景に遭遇しました。
ー
ランキング参加しています。