2022年6月25日 土曜日
スラバヤから高速道路に乗って、ジャカルタに向かった。
昼の12時のお祈りと食事で混むパーキングを避けて、ひたすら走って遅い昼食を取る為にパーキングに入った。
そこで、昼食と飲み物を取って出ようとした時に、ローカルの人が「Teh Poci があるので、もう少し休憩しませんか?」と提案。
『Teh Poci』→ 『ポチ茶』 聞いたことが無い。
日本人なので、最初に頭に浮かんだのは『犬のポチ』。
お茶と犬の関連は想像できない。
ローカルの人が勧める時は、たいてい変わった物で、日本人の私に見せたい時が多い。
なので、「はい」と賛同した。
それで、出出来たのが下の写真のママごとのようなセット。
Teh Poci と書かれた素焼きのポットと氷砂糖の入った容器。
フタの付いたカップ。
子供のおもちゃ売り場にありそうな茶器セット。
ローカルの人が居ないと間違ってこれを注文しても取り扱いが分からない。
ポットの拡大写真を撮ってみたが、ますますおもちゃ感が出る。
男の大人4人が扱うのには、少し照れくさい茶器の形をしている😅。
可愛らし過ぎる形をしている。
茶器の粘土の質感とTEH POCI の文字の感じが、子供の夏休みの宿題作品を彷彿させる。
ローカルの人の指導の元、お茶を入れる。
まず、カップのフタを開ける。
次に氷砂糖を入れる。
インドネシア語では、Gula batu (グラ バトゥ)。
Gula (グラ)「砂糖」、batu ( バトゥ)「石」なので直訳すると石砂糖。
日本での氷砂糖は、直方体の形をしているので氷に見えるが、インドネシアの物は、形が塊を割ったような物なので、石に見える。
それぞれの国で出来た言葉には、それぞれの事情がありそう。
batu がつく言葉で、Es batu がある。
氷を意味するこの言葉は Es batu(エス バトゥ)氷石になるので、ロックアイス的な時や単に氷を示す時に使っている。
氷入りの飲み物の時は、『Es 〇〇〇〇』で単にEsだけで『氷』として使っている。
氷砂糖の入ったカップにお茶を注ぐ。
大きな氷砂糖が見える。
フタをして氷砂糖が、溶けるのを待つ。
「・・・・・?」
と、言われたけど氷砂糖が大きく無かった😮?。
コーヒーに入れる砂糖でさえ、良くかき混ぜて溶かす。
今の状態は、大きな氷砂糖がぽつんと入れられた状態。
梅酒を作る時に氷砂糖を入れた状態と同じ、ココで何日も待つわけ???
少しの間、会話をして待っているとローカルの人が、「出来ている?」と聞いて来た。
そんなバカなと思って、フタを開けると見事に溶けている。
フタをして待っているだけで、スプーン等で何も混ぜていない。
氷砂糖の質が違うことに驚いた😲。
で、飲んでみると甘みの効いたお茶で、意外とくせが無く美味しい。
この作業を4人で3回近く繰り返し出来た。
可愛らしい茶器を使って、甘いお茶を作りながら、ゆったりとした時間をすごすのが面白い。
高速道路での利用な為、金額は少し高いかもしれないが、今回のこの1セットでRp40.000(315円)。
12杯近く取れたので、1杯当たり26円。
店の棚を見ると箱に入った、Teh Poci と書かれたこの茶器を売っている。
欲しいような、欲しくないような気持が錯綜する😐😮🤨🙄。
これを日本のお土産に買って帰ると、また何か言われそうなので辞めにする。
また新しい物に遭遇できた。
Teh Poci(ティ ポチ)ポチ茶を調べると、Teh は『お茶』 Poci が『ポット』。
ポット入りのお茶の意味みたい。
日本だと『急須入りのお茶』と言うところかな。
分かってしまえば、大したことないが、調べる前までは『ポチ茶』と言う種類のお湯を独特な茶器で、頂くものだと思っていた。
ローカルの人達と行動を共にすると未知の世界への入口が、色々な所にあって楽しい。
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