2021年12月5日 日曜日
前回行ったWarungのKopi(コピ)「コーヒー」屋さんを探して、Ngawi の町中を3周している。
運転しなくて、後ろで座っているだけで申し訳ないが、同じモニュメントを何回も見る。
目標のWarungのKopi 店にたどり着けない。
目印が特に何も無いので、ローカルの人レベルでもなかなかたどり着けない。
前回は、たまたま見つけたので、何の苦労も無かったが、今回はもう無理かと思っていた時にたどり着けた。
看板の右側を通って、奥にある店に入った。
前回と同じように、インドネシアの地方町のはずれにあるとは思えない、垢ぬけた綺麗な店内。
店先から入って来た通路を撮った。
通路の右側は、住居部になるのか?
壁にコーヒー豆をイメージした絵もお洒落。
今日は、店舗内は貸し切りのなので、外の椅子席なら「OK」との話。
ローカルの人がいなければ、分からなく帰ってしまうレベルの話。
椅子に座って注文をする。
前回来た時は、アメリカンを頼んだ。
メニュー表の左下にAericano 10K と書かれてある。10K=Rp10.000(79円)。
今回は、Kopi Susu を頼んだ。これも値段は、10Kで79円。
殆どのメニューの値段が、5K(39円)~15K(118円)。
値段だけは、Warungのレベルで嬉しい。
日本では、考えられない値段と店のクオリティ。
宿舎の近くに1軒欲しいWarungだ。
座っている席の壁は、建築資材のデッキプレートに店の名前とコーヒーに関する絵が描かれている。
インドネシアの情緒を感じさせられる絵が良い。
色使いも白・黒・赤の3色で、シンプル色でセンスを感じさせられる。
美味しいコーヒーが出てくる予感を感じさせる絵。
注文した飲み物が来た。
私の注文した、Kopi Susu。底にコンフィデンスミルクと上にコーヒー。
コーヒーの香りが凄くいい。
ガラスコップに入った、ホットコーヒー。
インドネシアでは、ホットコーヒーは標準ガラスコップ。
インドネシアによくあるコーヒーの粉入りで無く、ドリップされた本格的な物。
よく混ぜて、仕上げる。
テーブルに届いただけで、コーヒーの良い香りが漂っていたが、飲むと一段とコーヒーの味わいが増す。
長時間の車の乗車の疲れが、コーヒーの香りで取れていく。
決して、10K=Rp10.000(79円)のコーヒーのレベルでは無い。
本格的な日本のコーヒー専門店の風味と味わいがある。
でも、値段は79円。くどいが、素晴らしい。
ローカルの人が、食べ物も注文してくれた。
ポテトは、普通に美味しい。
テンペに衣も付けて、中のテンペを半生のしっとりさせて、ケチャップマニスに唐辛子を入れたもので、食べる物が最高に美味しい。
テンペゴレンは、天かすを食べているような感じで、あまり好きではないが、今回の半生のテンペは、非常に美味しい。
美味しいので、追加でもう一つ注文してもらった。
値段は、Rp5.000(39円)。1皿に4~5枚載っている。
そのあと色々注文して、お腹いっぱいレベルになった。
3人分の合計金額が、1,000円でお釣りがいっぱい返ってきた。
高くて美味しい店は、いくらでもあるが、美味しくて雰囲気が良くて安い店を見つけられると嬉しくなる。
それが、隠れ家的な存在だと、なおさら嬉しい。
これからの、出張のたびの休憩指定店に決定。
店を出て、Ngawi の中心部に戻って、今日の目標地点のTuban の予約したFave Hotel に再出発。
ナビの指示に従って、移動する。
町の中心部でこの明るさ、これから町を離れて、クネクネの山道を3時間以上走る。
途中、何も無し。
前回に引き続き、対向車のほとんどいない真っ暗な、あまり広く無い山道に突入した。
前回、ローカルの人がお化けの出そうなと話した山道だ。
人気の無い山道をひたすら走る。
それは、突然訪れた。
「Wa~~~。」(インドネシア語)
「わ~~~。」(日本語)
車内に悲鳴が、響き渡った。
左の道路の端から白い布がゆらゆらとなびきながら出て来た。
頭の先から足の先まで、白い布で覆われている。
車のヘッドライトに浮かび上がった姿は、まさにお化け!!
怖く無い表現で、言うと人間の大きさのユラユラ揺れるデカイてるてる坊主。
ゆっくりと白い物体に車が近づいた。
白い物体が、急に振り向いた。
白いHijab(ヒジャブ)イスラムの女性の被り物をかぶった、白色のひらひらした服を着た女性。
ジャカルタでも白一色の女性は、見たことが無かったので、21世紀の現代にお化けが出たと思った。
振り返った人の顔を見て一安心したが、テレビのドッキリ番組で見る怖い物体そのものだった。
テレビで見ている時は、笑って見ていられるが、実際に雰囲気のある所でその場に遭遇すると状況判断が一瞬途切れる。
文章にするとお笑いのようになってしまうが、実際に遭遇すると驚きと緊張感は半端なくある。
落ち着いて、車の外をよく見ると木の間から明かりの消えた家が所々見える。
インドネシアの人は、灯りを持たないで、真っ暗な中を歩いている。
灯りを持って、歩いているのを見た見覚えが無い。
夜の明かりの量が、全般的に少ない。
もう一つ驚いた事は、本当に驚いた時は、インドネシア語・日本語と関係なく同じことだった事にも驚いた。
そのあとは、車のスピードが心なしかダウン。
3時間ちょっとの山道から、海に面するTubanの町に出てきて平坦道になった。
驚きの出来事のあった13時間のちょっとの自動車旅の終わりを迎えて、ホテルの玄関先に到着。
Tubanの予約した前回と同じ Fave Hotel に着いた。
濃いピンクと白の基調は、前回と同じ。
当然、部屋の絵は、前回と違う。
部屋の洗面所。
『水道水を飲まないで』のサイン。
インドネシアの水道水は、どこでも飲めない。
無料の飲み物セットが付いている。
水差しに自分で、廊下にあるウォーターサーバーから水を取ってくるシステム。
廊下にあるウォーターサーバー。
ボトルに、ホテルのイメージ色のピンクのカバーが付いている。
部屋に付いている電気の差込は、日本のコンセントも差し込み出来る、世界各国のコンセントが差し込みできる優れもの。
大抵のホテルは、このタイプの差込になっている。
但し、注意が必要なのは、電圧が220V-250V。
日本の100V仕様の家電は、差し込んだだけで、火花が出て瞬間で壊れます。
インドネシアに来て、5月初めに最初に入った宿舎での出来事、一番最初に経験したトラブルがそれ。
火柱が上がって一瞬の出来事だったけど、100Vの家電製品の認識が無く壊してしまった。
たこ足配線をするための、スイッチ付の電源タップ。
刻印を見ると100V-110Vと書いていた。
勉強不足でした。
今日は、13時間の車移動とお化け騒ぎで、疲れたのでシャワーを浴びて寝ました。
のりお
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