2021年11月9日 火曜日
仕事の関係で、私を入れて日本人2名・日本語の話せるローカル1名・運転手さん1名で社用車で、スラバヤ方面の稼働している現場に行くことになった。
飛行機でスラバヤへ行って、車で3~4時間戻る所で、飛行機の場合は、搭乗前のPCR検査等の手配が必要になるので、車での移動との話である。
予定、乗車時間は、なんと13時間。
距離にして750km程度だが、半分少しは高速道路だが、残り350km以上が一般道の山道らしい。
途中、店屋が無くなるので、飲み物とちょっとした食べ物は、持って行った方が良いとのアドバイス。
「え~~。」もう聞いているとテレビの冒険番組の前打合せのような内容になってくる。
以上前回、行った人からのアドバイスをもらった。
ローカルの人は、前回も行った人間になる。
運転手さんは、一番若い運転手さんに変更になった。
色々準備をして、出発集合時間の11月9日火曜日の朝8時なり、社用車に乗り込み出発。
ジャカルタの高速道路に入り、一路限りなく西方面に車で移動する。
ジャカルタから100km程度の所までは、仕事で来るので見た風景だったが、それより先は全て初めての風景。
なので、まだ旅行気分で車の外の風景を見て、楽しむ余裕がある。
200km程度移動したので、1回目の休憩にパーキングに入った。
インドネシア来ての、初の高速道路のパーキングエリアだ。
MUSHOLA(ムショラ)「礼拝堂」とTOILET(トイレット)の表示がある。
イスラム教の人は、1日に5回決められた時間にお祈りがあるので、パーキングにもMUSHOLAが必須で作られている。
パーキングのコンビニ入った。
入った所にいきなり、果物丸ごととカットされた果物。
普通にドリアンも置かれている。
Janji Jiwa タイプのアイスコーヒーがあったので買って、外に出た。
物珍しいので、休憩所兼食事をする所へも行ってみた。
休憩所が日本のように建物の中で無く、全て屋外。
感じが、海の家風に見える。
気候も日本の夏の前くらいの暑さ、最高気温32℃なのでそんなに熱くは無い。
このような、日陰だと涼しい。
日本の建物の中のように、エアコンが無くても気にならない。
食事をしたかったら横にある店屋さんに注文して、休憩所のテーブルで食べるみたいだ。
言葉が分からないと注文は、少し難しいような気がする。
今回は、ローカルの人が、2名いるので心強い。
まだ、時間的が早いので、食事は無しで、また移動する。
駐車場の方へ移動する。
駐車場は、日本と比べて狭い。
今回止まったパキングエリアは、日本のトイレだけあるパーキングの程度の駐車スペースしかなかった。
車は、快適に西に向かって走る。
車は、長距離移動の為、ワンボックスタイプで来ている。
インドネシアの電線の鉄塔が、日本と明らかに形状が違う。
先端が、大きく2つに分かれている。
インドネシアの一般家庭の家の屋根は、他の東南アジアと同じように赤屋根が多い。
山や高い建物が無く、空が広く開けて景色が雄大になってくる。
昼近くになり、トイレ休憩と昼食休憩で、パーキングに入った。
今度入ったパーキングは、まだ新しい。
まだ、作りかけの施設もあるし、出来たばっかりで、使用されていない施設もある。
トイレの案内板が無いので、探して歩くと建物自体に案内板が付いている。
ここでも、MUSHOLA(ムショラ)「礼拝堂」とTOILET(トイレット)は、同じ建物になっていた。
ネットで見たことがあるインドネシアの小便器を発見した。
ボタンを押して、水を流してみる。
写真では、分かりずらいが、上のストローを曲げたような細い管からも水が出ている。
車に戻った時にローカルの人に小便器のナゾを聞いた。
「イスラム教徒の人は、小用を終わらせたあと、オチ〇チンの先を水で洗うので、その時に使う水です。」
「イスラム教徒は、男性も女性もそうですよ。イスラム教で決められているから。」
と明確な回答を貰った。
便器の結構中の方を流れる水で、どうやって洗っているのかはまでは、さすがに聞けなかった。
時々小便器の上にトイレットペーパーが置かれているのも、その理由かもしれない。
インドネシアでは、使用済のトイレットペーパーを流さなく、ゴミ箱に入れるのが正解の所もある。
トイレ棟から引き返して、食事が出来る所に向かった。
「出た~~。」
インドネシアあるあるで、メニューの文字だけで、どのような物か分からない。
値段もわからない。
会計する時は、インドネシア語での金額の口頭での表示。
レジが無いので、数字表示が見えない。
でも、今日はローカルの人がいるので、何の問題も無い。
食事をする所の屋根を見るとウレタンシートにアルミ拍が貼られたようなものが、全面に貼られて、金属屋根から来る熱を抑えている。
昼食を簡単にここで、終わらせてまた出発した。
インドネシアの高速道路は、道路のいたる所に凹み傷があり、走っていると衝撃を受ける。
高速道路で無く一般道路のレベルの所を高速で走って行く。
車に乗っていて、快適はさ微塵も無い。
次の休憩は、車の為の休憩になった。
燃料が少なくなって、早めに給油をすることにした。
日本のように、パーキングエリア、サービスエリア的にきちんとした基準が無いような気がする。
次の給油所が、不安でたまらない。
立ち寄った所のサービスエリア。
何かこちらの食事する所の方が、よさそうに感じるのは、気のせいだろうか?
先ほど食べたパーキングは、食べている人がほとんどいなく、種類も少なく簡単なスープ料理だった。
こちらは、昼をかなり過ぎた時間にもよらず、食べている人が多い。
サービスエリア内にあるMasjid(モスク)。
デザインが、普通のMasjid(モスク)と違って、斬新な形をしている。
Masjid(モスク) > MUSHOLA(ムショラ)「礼拝堂」
サービスエリア内にMasjid(モスク)が」あるのならば、こちらのエリアの方が規模が大きかったのだ。
なので、食べる所が大きくて、よく見るとアウトレットの店やお土産屋さん専門の店が
別棟である。
満タンになった車で、引き続き西へと向かう。
晴れの天気が、段々と雲が出てきて、薄暗くなってきた。
インドネシアの雨季は、11月から4月で、1月から2月は、洪水レベルの雨が降るらしい。
雨季は、日本の梅雨のように1日中雨が、しとしと降るわけでは無い。
スコールが発生して、長く雨が降っても数時間では終わる。
みるみる周りが暗くなってきた。
スコールの中に突入する。
ワイパーが間に合わない。
走っている車全部が、スピードを落として、ライトを付け始める。
流れが、極端に遅くなるとハザードランプまで登場する。
途中の料金場。
日本のETCシステム的な物はでは無い。
しかし、全車カード支払いのみになる。
無人の機械にカードをタッチして、ボタンを押してレシートを受取る。
見ていて、「反応するのか?」と思うくらい古いような気がする。
最後の休憩に入った。
次の出口で降りて、一般道に入る。
先ほどのスコールもここまでは、無かった。
Ngawi(ガウィ)で降りて市内を走って、目的地へと向かう。
あとは、ナビと前回現場へ車で行ったことのあるローカルの人が頼りになる。
最後の店屋さんだと言うWarung Kopi (ワルン コピ)のANTHURIUMで、コーヒー休憩をした。
看板横の通路を奥の店へと進んだ。
店に入って、ビックリ!!!
Warung とついていたので、いつも昼を食べているWarung のレベルを想像していた。
シンプルな作りが逆にいい感じを出している。
田舎の夕方6時過ぎのこの時間にコーヒーを飲もうという人は、いなくて貸し切り状態。
日本人2人は、ホットコーヒーでガラスカップ+小さいミネラルウォータ付。
店の雰囲気通りコーヒーの香りが良くて美味しい。
インドネシアはコーヒーの産地国であって、日本土産でもコーヒーが選ばれる国である。
今回は、店の雰囲気もプラスされて、美味しいコーヒーが飲めた。
会計をしてもらって、今度は金額に驚いた。
4人合わせてRp40.000代、Rp50.000を出して、お釣りがかなり返って来た。
Rp40.000とすると1人Rp10.000(79円)、Rp50.000でも1人Rp12.500(94円)。
金額に間違いは無い。
店の人に止められずに、普通に出たし、お釣りまでもらったので、金額に間違えは無い。
綺麗なWarung Kopi を出て、再出発。
これからは、曲がりくねった山道をひたすら走って行く。
ナビ設定しているナビが、道なりに走っているが、細い道に出くわすたびにBelo Kiri(ベロ キリ)「左折」、Belo Kanan(ベロ カナン)「右折」とうるさいぐらい指示を出す。
Kiri(キリ)「左」、Kanan(カナン)「右」は知っていた。
Belo(ベロ)「曲がる」は、知らなかったが、状況判断で言葉を覚えてしまった。
真っ暗な人気の無い寂しい山道を走っているとローカルの子が「お化けが、出そうね。」と言った。
思わず、「インドネシアにも、お化け出るの?」と聞いてしまった。
「出ますよ。白い服を着た人が。」と言う。
今、車に4人乗っていたので、そう思わなかったが、一人だと絶対そう思う。
人気の無い真っ暗な狭い山道を何時間も走るのは、初めての経験かも知れない。
途中、人家が数軒ある村を通過したが、全ての家には電気が灯っていなく、余計怖い。
夜9時をかなり回った時間に無事ホテル前に到着。
運転手さん「お疲れ様です。」
想像していたホテルより綺麗で、ビックリした。
荷物を降ろして、チャックイン。
カードキーを貰って部屋へ。
エレベーターの絵がピンクで刺激的。
部屋番号もウォーターサーバーのカバーもピンク。
部屋番号が、部屋のドアにピンクの白抜きで書かれていて、日本に無い感覚を覚える。
部屋に入るとやはりピンク色が目立つ。
白色を基調にしたピンク色のアクセントが、年齢的に少し合いにくい。
イスラム教徒ではないが、天井の矢印を探してしまう。
荷物を部屋に置いて、晩御飯に出発。
ホテルの食べる所は,9時までで閉まってしまったとの事。
車で市内のご飯屋さんを探しに出かける。
市内でまだ開いてるWarung を見つけて、遅めの晩御飯。
Warung での食事は、会社の昼食で慣れているが、店に置いている料理がかなり違う。
魚のカレー味の煮込みがメインになった。
取り合えず胃袋に収めて、晩御飯とした。
レストランは、閉まっているが、Bintang Bir(ビンタン ビア)「星 ビール」は、出せますとの事で、買って部屋に戻った。
もう夜の10時。
ジャカルタを出て、14時間経っている。
今日は、疲れたのでシャワーを浴びて、ビールを飲んで、Selamat tidur(サラマット ティドゥル「おやすみなさい」。