ノリオのインドネシア赴任日記

2021年5月からインドネシアに赴任になった62歳、国内移動からコロナ検査を受けてインドネシアへ出国赴任まで 

カードを買って、MRTでBlok Mへ

2021年11月6日 土曜日 午後

午前中、Jalan Kaki(徒歩で)Blok Mを目指して、失敗(迷子)して気分が落ち込んでいた。

ネットで調べていたら、MRT(ジャカルタ都市高速鉄道)を使えは十数分で、最寄りの駅(Setiabudi)からBlok Mまで行けるみたい。

最寄りの駅は、私の部屋の窓の下。

駅入口が見えるほど近い。

ただ、MRTは現金の使用が出来なく全てカード支払いと書かれている。

それも、数種類のそれぞれ別のやり方みたいで、取っ付きにくい。

 

しばらくどうしようか悩んでいた。

朝の4時間越の散歩の苦労を考えると、何か全ての事が簡単に思えて来た。

もう一度、MRTの乗り方を詳細に調べた。

 

カードは、駅の自動販売機で、1日限りタイプとチャージしながらずっと使えるタイプがある事までは分かった。

まあ、何とかなるだろうと、出かけることにした。

 

宿舎からどのくらい近いか、写真を撮ってみた。

宿舎の部屋の窓からの写真。

下の方に見える道路の横の白い長方形が、MRTの入り口。

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宿舎の窓からの風景

写真を拡大してみた。

部屋から完全にMRTの入口が見える。

この近さの交通機関を今まで、利用していなかったのが、逆に不思議。

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道路横の白い長方形の物体が、MRTの入口

宿舎の玄関を出て、200mほど歩くとカードの販売機の前に立っている。

驚くほど近く、わずかな時間で、自動販売機の前に立って居る。

部屋を出て、5分も経っていない。

利用客は殆どいなく、田舎の無人駅状態。

携帯の翻訳ソフトを出して、モタモタしていると、MRTの案内係のお姉さんが来て、綺麗な英語で説明してくれ始めた。

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カード購入用の自動販売

「マルチカードを作りたい。」と言うと、一緒になって操作をしてくれて、簡単にカードが出来てしまった。

あっという間の出来事で、書くことが無い。

本当は、ワンステップごと写真を撮って、説明ブログを書く意気込みで来ていた。

写真もかろうじて、この2枚があるだけで、他は何も撮れていない。

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操作画面

なので、MRTのカードを作りたい時は、駅の案内係のお姉さんに聞いてください。

とても親切に対応してくれます。

取り合えず、お姉さんにはインドネシア語で「Terima kashi(ありがとう)」とお礼を言った。

ただ、ひとつ重要事項、最高額紙幣Rp100.000とRp2.000,Rp1.000(コインは可)が使えません。

(操作画面の一番下に、使用できるお金の種類が書かれていました。)

日本人にありがちな、最高額紙幣Rp100.000だけの財布は、NG。

 

出来上がったカード。

インドネシア語読みすると「マルチ」で無く「ムルチ トリップ」になる。

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MULTI TRIP(ムルチ トリップ)

カードの裏面に、路線表示。

この表示があったので、あとで助かった。

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カード裏面の路線図

シングルトリップカードの使用料金とマルチカードの使用料金が、書かれたいる。

シングルトリップカードの有効期限が、7日間も説明されている。

このタイプのカードは、カード返却時に戻ってくる。

マルチタイプは、カード代は返ってこない。

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カードの説明

電車内の禁止事項と罰金が、書かれていた。

罰金:50万ルピア成り。

喫煙も別に表示あり、罰金の金額はもっと高い。

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電車内の禁止事項と罰金

この駅からの各駅の料金表。

この駅からだとBlok Mまでは。Rp6.000(47円)。

隣駅だとRp3.000(24円)。

日本と比べると安いと思う。

しかし、会社の現地の人が、インドネシア国鉄と比べると、これでもかなり高いらしい。

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各駅までの料金表

カードのタッチ場所は、緑の矢印の下の黒い所。

カードの絵の所にタッチして、開札を入る。

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開札口

開札を通って、さらにホームへと降りる。

MRTの利用者は、思ったより少ないです。

少ないと言うか、人が居ない。

今回の写真の中に、人が写っていないのは、人を避けて撮ったのでは無く、人が居なかったので、写っていないです。

散歩や窓の外を見ていて、MRTの入口から人が出入りしているのをあまり見たことが無い。

MRTの路線が、まだ作り掛けで短く、利用路線が1本だと利用者が限られてくる気がする。

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ホームへ降りる

ホームには、路線説明版。

でも、これは、カードの裏面に簡易型があるので、あまり見なくても大丈夫。

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路線案内板

駅構内の案内板

この駅に限っては、そんなに構造物が無いので、飾り程度の存在。

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駅構内の案内板

1番乗り場と2番乗り場。

どちらの乗り場かが、分からない。

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乗り場の案内板

それぞれのホームに行先駅が全て書かれてある。

これで1番、2番の乗り口を間違うことは無い。

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乗り口ホームに全ての行先駅名

電車は、10分間隔程度動いているみたい。

すごく便利である。

反対ホームに電車が来た。

ホーム側のドアが開いて、そして電車側のドアが開く。

日本製だけあって、安心できる。

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反対ホームに電車が来た

こちらのホームにも電車が来たので乗り込む。

電車に乗り込んで、体がフリーズ(固まった)した。

車内の人、20人くらいいただろうか・・・・・。

全員が、Hijab(ヒジャブ)「女性イスラムの人が被るベール」を羽織っている。

全員が女性!!!!

初めてのMRT。

知らないことがあって、当然だが、「日本の女性車両」の規制が頭をよぎった。

どこにも女性車両的な表示は、なっかたように思えた。

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電車の扉が後から開く

取り合えず、ドアが閉まったので、凄く居心地が悪いが座った。

 

電車内は、日本製なので色々な物が違和感が無い。

車内放送も日本の車内放送がインドネシア語でされているだけで、口調・内容が同じで

聞き取れてしまう。

「Selamat datang ・・・・・。」(サラマット ダタン・・・)。

意訳をすれば、「ご乗車ありがとうございます。・・・・」から始まって、次の駅名。

到着する前の放送では、「足元に注意してください。」に当る「Hati-hati ・・・」

(ハティ ハティ ・・・)「気を付けて・・・」と言っている。

日本の運用システム等すべてが、採用されている気がする。

 

でも、イスラムの服装をした女性ばかりの車内は、空いているけど窮屈で、次の駅の到着が待ち遠しい。

 

次の駅で、男性1人を含む1家族が乗って来た。

「良かった」これで、男性2人になった。

女性専用車両は、思い過ごしだったみたいで、電車は進行していった。

 

電車の出入り口ドアの上には、現在位置と次の駅表示が付く。

このあたりも日本でよく見るシステムだ。

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電車内の案内掲示

電車の利用は、男性はかなり少ない。

考えてみれば、インドネシアはバイク世界で、電車などに乗らなくてもバイクで、さっと移動できてしまう。

 

緊張した車内ではあったが、電車は順調に進んで、地下鉄状態から地上に出て、BLOK Mの駅に10分ちょっとで着いた。

当選、歩きより早かった。

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Blok M の駅に着いた 男性が少ない

部屋を出て、カードを買った時間を入れても30分以内で、Blok M まで来ている。

今日の午前中の散歩が、むなしく感じる瞬間でもある。

でも、考え方を変えれば、あの迷子になる散歩が無ければ、今回のMRTに乗る機会は、もっと後になったかも知れない。

 

これで、行動手段にMRTが加わったことで、インドネシア生活がレベルアップできるような気がする。

言葉のニュアンスが少し違うかもしれないが、「失敗は、成功のもと」とはよく言ったものだと思った。

 

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