ノリオのインドネシア赴任日記

2021年5月からインドネシアに赴任になった62歳、国内移動からコロナ検査を受けてインドネシアへ出国赴任まで 

Jalan Kaki(徒歩で)Blok Mを目指す。そして・・・・。

2021年11月6日 土曜日

新しい宿舎に移り住んで、土曜日・日曜日は散歩で片道3km程度の所は、大体歩いてみた。

独立記念碑のある片道4.9kmのモナスまでも行ってみた。

帰りは、タクシーでの帰宅になってしまったが。

 

ジャカルタには、Blok Mと言って日本人向けの店が多い地区がある。

一度、会社の車で乗りあって、買い物に行ったことがある。

グーグルマップで見ると歩きで6.2kmで行ける。

ゴルフの本コース18ホールとほぼ同じ距離と判断した。

帰りをタクシー利用で計画すれば、行けない距離ではない。

 

時計を見ると朝の9時。

散歩で行って見よう。

宿舎を出て、大通り(Jl.Sudirman)まで出て来た。

大通りに出た所に、大きなモニターを建物の外壁に取り付けた建物がある。

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大きなモニターのある建物

少し名なれた所からでも、モニターに映る内容は見える。

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少し離れた所からのモニター

道路の反対側に渡る為の陸橋が、見えて来た。

グーグルマップのナビ機能で、道路の反対側へ渡る指示が出ている。

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道路横断の為の陸橋

指示に従い、陸橋で反対側へ渡る。

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広めの歩道から陸橋を渡る

陸橋を渡り切ったところの建物にもモニターが付いている。

ジャカルタのメインストリートと呼ばれているJl.Sudirman(スディルマン通り)なので、モニターも大きい。

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モニターを持つ建物

陸橋の上に上がって、来た方向を振り返った。

少しだけ、大きなモニターも小さく見える。

11月半ばで、日本から冬の便りを聞く頃でも、こちらは夏の風景。

まだ、9時過ぎだけど、日差しがまぶしい。

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陸橋から振り返って見た

陸橋を渡って、道路反対側へ移動する。

陸橋の両側には、Bunga Kertas(ブンガ クルタス)「ブーゲンビリア」が咲いている。

モニターを持つ建物が、見える。

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陸橋の風景

陸橋を降りた所にMasjid「モスク」が見える。

今日もここからの放送で、朝4時過ぎに目覚めた。

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宿舎に一番近いモスク

モスクの前にバナナが出来ている。

歩道に面している場所。

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モスクの前の空き地?

グーグルマップでは、陸橋を渡った所から近くを曲がるようになっている。

道が見当たらない。

歩行モードにしているので、道幅50cm~1mでも道と判断してる時がある。

分からないので、曲がれる道を探して、歩く。

 

大通りから曲がれる側道を見つけて、90度右へ曲がる。

左手に川が流れる歩道付きの側道を歩いて行く。

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大通りから曲がった道

木陰の綺麗な街路樹の下を気持ちよく散歩しながら歩く。

本当に、地元の人と散歩の時は、すれ違わない。

たまにすれ違うのは、ジョギングの外人ばかり。

 

木陰の歩道からでて、日差しが当たる歩道を歩いて移動を続ける。

初めて見る風景に出くわした。

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初めて見る風景

橋の下を見ると鉄道が走れるようになっている。

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鉄道と駅

橋の上から進行方向を見る。

緑の向こうに建物が見える。

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高層建物の宿舎らしき建物

振り返ると三角屋根の建物が、まだ見える?

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三角屋根の建物が見える

宿舎から出て、1時間半以上歩いている。

まだ、三角屋根のビルが見える。

グーグルマップで、現在の位置と状況を確認した。

「え~~~・・・?」
曲がる所を間違ったためか、目的地の距離6.2km→7.※kmに増えている。

(※:詳しい数字忘れました。)

1時間半以上歩いて、距離が増えている?

「2重苦じゃなか!!!

 

川の色が汚れていて、ゴミも浮いている。

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ジャカルタの平均的な川

道路が下り始めた。

前方に見慣れない建物が見える。

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前方に見慣れない建物

外壁に亀甲模様が施されている。

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建物の表層が変わっている

今度の建物も外壁に模様がされている。

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近くの建物も同じように外壁に模様が

目的地のBlok Mへの距離が、さらに8km代へと増えている。

歩いた距離だけ増えたのだと思う。

 

今日の Jalan Kaki(徒歩で)Blok M へは、「中止」。

完全に道に迷っている。

主要道路以外の地元の道を指図されての、長距離移動は無理。

全然違うところを歩いている。

 

中止」したのは良いが、同じ道をまた2時間以上歩いて逆走して帰るのは、精神的に辛い。

地元の生活道は、曲がりくねって方向が微妙に変化してくる。

グーグルマップのナビ機能で、地元生活道を歩きで移動するのは、難しい。

地元生活道のかなり中に入り込んでしまった。

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屋台がずらりと並ぶ

ジャカルタでは、道に迷った時に歩きだと、ナビなしで帰られる方法がある。

上を見て歩いていると建物の形が外んど四角で無く、特徴のある形をしている。

太陽は、昼前で真上にあるので、建物頼りで帰るのが早い。

 

方針が決まると再スタート。

冒険散歩に切替。

知らない地元の生活道を歩くと、ワクワク感が半端なく湧いてくる。

見る物すべてが、未知の世界で興味の宝庫である。

今の日本で、この体験をしようと思っても出来ないと思う。

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知らない地元生活道

遠くにヘリポート付の建物が、見て来た。

部屋の窓から遠くに見える建物だ。

宿舎へ帰る方向は、「正解」に修正された。

ナビを「OFF」にした散歩は、自由があった好きだ。

地元の狭い道路に店屋さんが軒を連ねるいる。

風景として、生活感があり、生き生きとしている。

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左のヘリポート付きの建物

建物を目標にして歩いているので、車も入れない道幅になってもお構いなしで、歩き進む。

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車も通れないくらいの道

見慣れた建物が、段々と近づいてくる。

子供のころに見慣れた風景にどことなく似ている。

昭和30年代初期の地方の風景は、日本もこんな感じだった気がする。

(奥の高層ビルは、違います。手前の風景だけ。)

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建物を目標に歩く

宿舎の窓の前のDAVINCの建物が、目標にしていた建物の奥に見えて来た。

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目標の建物奥にDAVINCの建物

道を失った時の、私のランドマークタワーの三角屋根の建物が見えた。

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宿舎近くの三角屋根の建物が見えて来た。

周りの建物から、メインストリートの大通り(Jl.Sudirman)の1本外側を平行して走る地元道みたい。

地元道の為、交通量が極端に少ない。

宿舎の窓の前のDAVINCの建物が、大きく見えて来た。

無事、帰った来れた。

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部屋の前のDAVINCの建物が見える

休憩無しで4時間近く歩いて、そして帰って来た。

タイトルの『Jalan Kaki(徒歩で)Blok Mを目指す。そして・・・・。』の「・・・・」の部分は、「迷子になりました。」でした。

 

今回の教訓、『歩きでの長距離移動は、地元生活道での近道はやめよう。』

グーグルマップのナビ機能で、地元生活道が出た時は注意が必要。

歩きで、Blok Mに行けなかった