2021年10月23日 土曜日 早朝
また、朝早くから目が覚めて、散歩に出かけた。
大きな側道の向こうに会社の人が住む宿舎がある。
どんなところか見に行ってみようと歩いて来た。
宿舎の下にMasjid(モスク)がある。
建物の隣にモスクとは、お祈りの放送が普通でないような気がする。
私の宿舎からは、モスクが見えないが、放送は聞こえてくる。
会社の子に「朝4時に起きてお祈りして、そこからずっと起きているの?」と聞くと。
「寝直しますよ。ずっとは、起きていられない。」と言っていた。
「そうだよね。」と同意した。
でも、毎日お祈りするのは、すごいと思う。
白い建物に白いモスク。
見ていて、美しい。すがすがしい景色だ。
でも、この距離だと、朝の放送が耳元で聞こえるような気がする。
散歩の続きをする。
方向を失った時の目印にしている、建物の先端が変わった所まで来た。
建物が高いので、写真を撮ったが、肝心な先端部がはみ出している。
先端部だけを写真に撮ってみた。
また、この建物で折り返して、引き返そう。
休みの日は、宿舎周辺を歩き回っているので、道も覚えて来た。
ジャカルタの道は、碁盤の目のように縦横が綺麗になっていない。
地元の生活道に入り、屋台村に続く近道を目指して歩いた。
まだ。朝が早いので、人通りもバイクも少ない。
屋台村に着いて、いつもの屋台で天ぷらを買った。
いつもと違って、可愛らしい「Thank you]と書かれた袋に入れてくれた。
袋の下には、インドネシア語の「Terima kashi.」(ありがとうございます)も書かれている。
このような小さな事に喜びを思い、幸せを感じる生活は、贅沢なことかもしれない。
袋から天ぷらの入った、紙袋を出す。
美味しいそうなシンコンとタフ(豆腐)とキャベツの天ぷらが出てくる。
豆腐の天ぷらに衣が、いっぱい付いている。
衣だけを食べてみた。
薄い塩味で、カリカリに揚がっていて、油こっさが全然ない。
衣だけでも美味しい。
どこの天ぷら屋さんで、買って食べてもほぼ同じ味だ。
この天ぷらで使っている、日本で言う「てんぷら粉」をスーパーで売っているのではないかと思った。
今度、スーパーで注意して見てみよう。
もしあれば、日本のお土産に買って帰りたい。
日本の天ぷらのように、塩や天つゆに付けなくても、天ぷら自体の薄味でとても美味しく出来る。
朝から天ぷらが、違和感なく美味しく食べられる。