インドネシアのホテルを含む宿舎の部屋にに入ると、天井の隅に矢印が貼られている。
イスラムきょう教の人が、『1日に5回メッカの方角に向かって、お祈りをする時の方角を示した物』と漠然とは知っている。
時間があるので、少し調べてみた。
矢印に「QIBLA」と書かれてある。
アラビア語で、読みは、キブラ。
意味は、「方角」。分かれば、何でもない事である。
サラート(礼拝)を行う方角を示すもの。
正確には、メッカにあるカアバの方向。ハラム神殿の中央の立方体の建物らしい。
学生時代、教科書で信者の人が、建物の周りをまわっている写真を見た記憶がある。
私のような、宗教心の薄い人間にとっては、高貴なような気がする。
インドネシアの会社の中にも、一部を改造してお祈りができる部屋がある。
部屋の窓が大きく、それに遮光カーテンがかかってある。
朝、そのカーテンを開ける時に、カーテンレールの根元についている棒を引っ張って開けている。
その棒が下の写真。
この開閉棒が、実に大きな思いカーテンを開閉する時に便利である。
構造をよく見て、今度帰国した時に、真似をして作ってみたいと思った。
カーテンの端から1つ目の駒に金具を付けて棒と繋いでいる。
これなら代用品で、出来そうである。
日本の実家とのLINEのやり取りで、新しく住人に加わった雄の黒猫の「ニャオ」君の動画や写真が送られてくる。
今話している、少し大きめの遮光カーテンをニャオ君が、得意げに昇っている動画が届いた。
カーテンレールに開閉用の棒を同じように付けてみたい野望は、どのようになるか不明。
レースカーテンは、私が帰国していた時も時々昇っていて、所どころもう破れていた。
レースカーテンは、薄くて爪が引っ掛かり安く、昇りやすいみたいだ。
凄いいきようで、昇るのでダメージも凄い。
得意になってレースカーテンを昇るニャオの姿の動画も届いた。
途中足を踏み外して、ぶら下がった状態のニャオに対して、嫁が「ニャオ、頑張れ」
と声援が入っている。
私もそれを見ると「がんばれ、ニャオ」と心のなかで、叫んだ。
何か、少し落っこちそうになり、必死にしがみついていた。
でも、直ぐに体制を取りなおして、上まで昇りきってはいた。
次回、帰国した時には、レースカーテンには、穴あき模様がいっぱい出来ている気がする。
別の写真も送られてきていた。
黒くて分かりにくいけど、指をチュパチュパと吸いながら、にらみつけているニャオです。
何か、人相で無く、猫相が悪い目つきで、にらみつけている。
半目になって、にらみつけていたのかと思ったら、眠くて半目だったみたい。
そのあとは、白目になりながら、指をチュパチュパ。
「ニャオ君、寝たいのだったら、寝たら。」
部屋の窓から外を見る。
ジャカルタの中心部から郊外に向けての高速道路が伸びているのが見える。
高速道路と横なので、車の騒音は良く聞こえる。
それと、どこでも同じなのだが、イスラムのお祈りの放送が聞こえる。
32階建ての11階からの景色。
中心部から5km程度離れているので、あまり高い建物が無いけど、都会の雰囲気はあります。
これが、待機ホテルの様子の一部です。