日本とインドネシアの待機ホテル期間の表現の違い。
日本に帰国した時、政府手配の待機ホテルの待機期間が10日間となっていた。
その10日間の扱いは、入国後翌日から10日間。
インドネシアの今回の待機ホテルの待機期間は、8日間とされている。
その8日間は、入国時から8日間である。
日本の表記で行くと7日間。1週間に相当する。
よって、今回の私は、日曜日に入国して、日曜日に一般社会に解放される。
国によって、表記や考え方が違うので、詳細はその都度確認する必要があると思った。
前置きが長くなってしまったが、朝が来て、カーテンを開けると5月の時滞在した時と同じ風景が見えた。
道路の向こうに大きな銀行の建物が見える。
この銀行は、24時間どこかの窓の電気が付いている。
銀行なので、海外取引がありコンビニ状態で、仕事をしているのだろうか?
ジャカルタの建物は高くて、写真をスマートフォンのカメラで、撮ると頭が切れる。
昨日は、疲れて寝たので、朝4時頃のイスラムのお祈りの放送に気が付かなかった。
朝食が、8時半ごろ届いた。
チャイムが鳴ったらドアを開けて、ドア横の小さなテーブルからお皿を取るシステム。
ドアを開けた時には、人影が無い。
チャイムが鳴って、すぐにドアを開けたつもりだが、誰もいない。
長い廊下だから、人影が見えても不思議ではないのに。
部屋の机に運んで、朝食の写真を撮ってみた。
1つ目のお皿が、目玉焼き、ジャーマンポテト、ソーセージと豆。
2つ目のお皿は、自然な状態のリンゴ1個、ヤクルト、イチゴヨーグルト。
小さいボトルの水が、前回の滞在の時と同様に1本付いていた。
インドネシアに来てお気に入りになったサンバルソースかと思ったら。
「SAUS TOMAT」(サウス トマッ)だった。
日本でもおなじみのトマトケチャップソース。
この類の小袋が、インドネシアでは普通に切れない。
一見、山形のギザギザがあったり、どこからでも切れる雰囲気を醸し出しているが、歯で噛み切らないと切れない。
一番最初に経験した時は、この小袋をずっと眺めて、切り口を探した。
インドネシアに来て一番最初に、日本のありがたさを感じる事かもしれない。
この小袋が、特別で無く一般的にこのような小袋の類は、簡単に切れない。
インドネシアで調味料の名前が、日本と違ってくる。
先ほどあった、日本のケチャップは、Saus tomat(サウス トマッ)。
日本の醤油は、Kecap asin(ケチャップ アシン)。
砂糖入りかと思う甘口醤油は、Kecap manis(ケチャップ マニス)。
ケチャップと言う言葉に惑わされる。
インドネシアでは、醬油類が、ケチャプなるので、最初は注意が必要だと思う。
話が戻って、お皿にのった料理を美味しく頂いた。
どれも美味しかった。
パンが無かったのが、少し違和感があったかもしれない。
インドネシア産のヤクルトとインドネシアでもよくあるリンゴを何年かぶりに、わんぱくに丸かじるりした。
丸かじりするリンゴも久ぶりで、美味しかった。
昼食のチャイムが、13時半ごろして、お皿を取りに行った。
ツナと多めのレタスがクレープ風の薄焼きの生地に巻かれて、軽くグリルされている食べ物で、まだ暖かさが残っていて、とても美味しい。
小袋で付いているサンバルソースを付けて食べると、美味しさが増す。
スープの色が変?
あまりスープの色として見ない色。
水彩絵の具の筆を洗った時の色に似ている。
大丈夫かなと思って、スプーンで味見をしてみた。
パプリカの香りが少して、コショウが効いた薄めの塩味の美味しい野菜スープだった。
見た目で判断しては、何事も行けないと反省。
デザートの白い容器の物は、杏仁豆腐の味に近いミルクゼリー。
これも、口の中がリセットされるような、さっぱりとした美味しいデザートだった。
夕方になり、またチャイムがなり夕食が届く。
1つのお皿にスープも置くので、見た目が少し悪い。
キノコのクリームソースのスパゲッティとガーリックバケットとトマトスープ。
さすが、ホテルの厨房で作っただけあって、麺の茹で加減が素晴らしい。
当然、キノコのクリームソースも美味しい。
ガーリックバケットとパスタの組み合わせも良く美味しい。
トマトスープもトマトだけの味でなく、ほのかな他の香辛料がアクセントになって美味しい。
何の香辛料の味かは分からなかったが、素人の料理で無い美味しさがある。
前回泊まった時もパスタ系は、非常に美味しかった記憶がある。
横のデザートは、申し訳ないけど、日本だと普通のスポンジケーキ。
緑色から想像される、抹茶風味では決して無く、緑色は味には無関係。
でも、標準的な美味しさのケーキ。
赤色のソースのアクセントが、ホテルの料理人のプライド感を感じる。
3食の食事の事だけを書くと書いているだけで、お腹がいっぱいになって来た。
今のところ、食事以外特に変わったことが、おこらないので仕方がない。
Zoomのネット回線の現地での会議や資料作りで、業務を行っているので、前回の時より一日の時間の経つのは早い。
前回は、赴任するだけのための待機ホテルで、時にすることが無く、窓の外を眺めている事が、多かった。
これで、2日目が過ぎようとしている。