またまたやって来てしまった。
日本で言う同じ町内の安くて速くてうまい店。
来ない理由が見つからない。
左側から車が入ってくる。前の道路の向こうがロッテ ショッピングアベニューの建物。
青色と黄色の壁が見えるのが、ロッテ ショッピングアベニューの裏側の境界壁。
右側は、よくわからないが、インスタント麺が売られている。
一番下から取ると上の物が落ちてきて、1個づつとれる。自動販売機の手動版?
インスタント麺1個が、2,700ルピア~3,000ルピア (21円~27円)。
今日も違うメニューを頼んだ。
Kwetiae Goreng 平打ち麺の焼きそば。
お母さんが、インドネシア語で何か問いかけてきた。
聞き直すが分からない。
「わからない。」とインドネシア語で答えると、息子が「スパイシー?」と言ってくれた。
辛さのレベルを聞いて来たのだ、Biasa(ビアサ)普通 と答えた。
前回も聞いて来たので、会話の雰囲気でBiasa(ビアサ)と答えて、とりあえず会話が成立していたのだ。
塩辛い Asin(アシン)塩辛いは、知っていたが、唐辛子の辛さの言葉は、未知の世界だった。
取り合えず私の注文に取り掛かってくれることになって、一安心。
ひと段落したのだろうか、他に人がいない。
木の下のコンクリートで、できた椅子に座って出来上がるのを見て待っていると、縁日かトトロの世界に迷い込んだ気持ちになる。
日本の雑多な世界で無く、昭和30年代の子供の時見た風景を思い出す。
日本の夏の熱い夜で無く、涼しい風に吹かれて清々しい空間で、贅沢な時間を過ごしてる気がする。
息子も作るのは手際が良いが、今日居ないお父ちゃんが作ると別格に早い。
良く前を通る時、お父ちゃんが作っているのを見ると一言も喋らず黙って、注文を聞きながら大きなフライパンを振っている。
「The 職人」と言う感じの人だ。
ちなみに、前回の焼飯は、お父ちゃん作で間違いの無い味だった。
出来上がって持って帰った、入れ物。
長方形から正方形に代わっている。このメニューだけ、正方形なのかどうかはわからない。
野菜、卵、魚団子のスライスなど色々入っている。
20前後の若い息子が丁寧に作ってくれて、愛情の隠し味が感じられる。
15,000ルピア(118円)なので、ありがたく頂くことにする。
作ってくれている所を見ているので、自然と手を合わせて「いただきます」と言葉が出てくる。
揚げせんべいを散らばめて食べるのが、私流になった。
食べ方が会っているかどうかは、分からないが触感とスパイシーな味が少しまろやかになる気がする。
少し柔らかめの平打ち麺が、ソースに絡まって日本の焼うどんと同じ触感。
味は、オタフクソースのような甘めのお好み焼き系統とは、全然違う。
色は同じような色をしているが、唐辛子の辛さが効いた南国風の味だ。
日本の味に似た味が、思い浮かばない。
麺と野菜と卵とインドネシアのソースが絡み合って、美味しく頂ける。
食のレパートリーが増えて楽しい。
のりお
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